DeFi初心者さん
- 最近、Axie界隈で話題の「Katana」って何?
- Katanaでググっても英語の情報ばっかりで、日本語の情報がほしい!
- 実際にKatanaでスワップやファーミングをする方法も知りたい!
今回はこんな方に向けて、Roninチェーン上のDEX「通称:Katana(カタナ)」の概要や始め方、使い方について解説していきます。
この記事でわかること
- Katanaの概要
- Katanaを使う前に準備すること
- Katanaの使い方(スワップ、ファーミング)
それでは、早速やっていきましょう!
Katana(カタナ)とは
Katana(カタナ)とは、Axieが独自に開発したRoninチェーン上のDEX(分散型取引所)です。
「DEX」と言われてピンと来ない人は、有名どころの「Uniswap」や「PancakeSwap」のようなものだと思っていただければOKです。
- Uniswap→イーサリアムブロックチェーン上で稼働
- PancakeSwap→BSC(バイナンススマートチェーン)上で稼働
- Katana→Roninチェーン上で稼働
といった感じですね。
なお、Katanaについてもっと詳しく知りたい方のために、一応、公式ドキュメントのリンクも貼っておきます。英語にはなってしまいますが、興味のある方は、DeepLやGoogle翻訳を使って読んでみてください。
・DEX「Katana」の公式ドキュメントはこちら
https://axie-infinity.gitbook.io/katana-docs/
・DEX「Katana」の発表時のドキュメントはこちら
https://axie.substack.com/p/katana
ちなみに、記事執筆時点ではローンチから1週間も経っていないですが、すでにTVLは$1.2Bを越えており、ものすごい勢いで資金が集まってきています。
Ronin chainのKatanaがすでに1BのTVLになってる pic.twitter.com/rWqcxW9rOH
— deg.eth (@DEG_2020) November 7, 2021
仮想通貨の世界では、早めに情報をキャッチして素早く行動するのが稼ぐコツだと思いっているので、早速、Katanaでのファーミングにチャレンジしていきたいと思います!
Katana(カタナ)でできること
Katanaでは、現状、下記の2つの機能が実装されています。
- スワップ(Swap)
- ファーミング
リリース直後ということで最低限の機能があるだけですね。
今後、どんな機能が追加されていくか楽しみです。
簡単にそれぞれの機能についても触れておきます。
できること①:スワップ(Swap)
まずはスワップについてですが、スワップは「トークン同士の交換」ですね。
記事執筆時点でスワップに対応している通貨は以下の4つです。
- WETH
- AXS
- SLP
- USDC
RON/WRONについても今後、スワップできるようになる予定です。
これまで、Axieプレイヤーは、AXSやSLPをUSDCやETHに交換する際、
資金をメタマスクに移して〜
ブリッジして〜
みたいな感じで、手間とガス代がめちゃめちゃかかっていました。
これが、すべてRoninチェーン上で完結できるようになったのは、かなり嬉しいニュースですね。
できること②:ファーミング
ファーミングについては、現状、2つのプールが用意されています。
- AXS/WETH
- SLP/WETH
こちらにLPトークンを作って流動性を提供することで、$RON(ロン)というトークンを利息としてもらえる仕組みになっています。
補足:$RON(ロン)とは
ちなみに、この$RON(ロン)というトークンについては現状、何に使えるのか不透明な部分が多いです。
将来的に、
- ガス代(トランザクション処理などの手数料)
- 将来のゲーム?
などに使われるそうですが、詳細については公式の発表を待っている状況です。
とはいえ、アクシー・インフィニティの将来性を考えると、初期段階から$RONを保有しておいたほうがよさそうな気がするので、とりあえず今のうちから掘っておこうというのが僕の戦略です。
Katana(カタナ)を使う前に準備するもの
続いて、Katanaを始める前の事前準備について解説します。
事前準備としては、以下の3点が必要です。
- 事前準備①:Roninウォレットを作成
- 事前準備②:マーケットプレイスへ接続
- 事前準備③:バイナンスからRoninウォレットへ送金
特に、②の「マーケットプレイスへの接続」を行うことで、ガス代が1日100回まで無料になるので、必ずやるようにしましょう。(※すでにAxieをプレイしている方は不要です。)
また、先日のアップデートでバイナンスからRoninウォレットへ直接送金できるようになりました。
AXSやSLPをRoninウォレットに送る際は、現状、バイナンス経由がもっとも簡単で、手数料も安く済むので、バイナンスを使うのがおすすめです。
事前準備①:Roninウォレットを作成
まずは、Roninウォレットを作成します。
Roninウォレットは、Roninチェーン版のメタマスクと思ってもらえれば大丈夫です。
使い方もほぼほぼメタマスクと同じなので、メタマスクを使ったことがある人であればすぐに馴染めるかと思います。
Roninウォレットの作成方法や基本的な使い方は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
事前準備②:マーケットプレイスへ接続
ウォレットが作成できたら、アクシー・インフィニティのマーケットプレイスに接続をします。
繰り返しになりますが、マーケットプレイスに接続することで1日100回までガス代無料でトランザクションを通せるようになるので、必ずやるようにしましょう。
①まずは、以下のリンクをクリックして、Axie Infinityの公式サイトを開きます。
Axie Infinity
②するとこのような画面が開くので、画面上部の「Marketplace」をクリックします。
③右上の「Login」をクリックします。
④「Login with Ronin Wallet」をクリックします。
⑤すると上記のようなポップアップが表示されるので「Confirm」をクリックします。
⑥Nameを設定できるので必要に応じてNameを変更し「Save」をクリックします。
⑦続いて、赤枠で囲んだ「Set up email & password」をクリックします。
⑧メールアドレスとパスワードを入力して「Confirm」をクリックします。
⑨パズルの位置を合わせます。
⑩すると先ほど設定したメールアドレスに、上記のようなメールが届くので、6桁の数字をコピーします。
⑪マーケットプレイスに戻って6桁の数字を貼り付け「Confirm」をクリックすれば、メール認証は完了です。
事前準備③:バイナンスからRoninウォレットへ送金
最後に、バイナンスからRoninウォレットへ送金する方法も紹介しておきます。
すでにRoninウォレットにAXSやSLPが入っている方は飛ばしちゃってOKです。
なお、今回はバイナンスの口座は開設済みという前提で話を進めますが、もし、まだバイナンスのアカウントを持っていないという方は、以下のリンクから口座開設ができます。
\世界最大の仮想通貨取引所/
それでは、ここから具体的な手順を解説していきます。
今回は、例としてバイナンスからAXSをRoninウォレットに送ってみたいと思います。
①画面右上のアイコンをクリックして、「ウォレット」>「ウォレット概要」の順にクリックします。
②画面が切り替わったら「出金」をクリックします。
③通貨から「AXS」を選択します。
④続いて、Roninウォレットの拡張機能を起動して、赤枠で囲んだ部分をクリックして、Roninウォレットのアドレスをコピーします。
⑤コピーしたアドレスを貼り付けます。
すると、上記のように「有効なアドレスを入力してください。」というエラーメッセージが表示されるので、先頭の「ronin:」を「0x」に書き換えます。
⑥書き換えるとエラーメッセージが消えて送金ができるようになります。
⑦ネットワークの選択から「Ronin」を選択します。
⑧こちらは先ほど既に置き換えをしたので「合意」をクリックします。
⑨出金額に送金したい金額を入力します。今回は、最小額の「0.2AXS」をテスト的に送金してみたいと思います。
⑩受取額が正しいことを確認し問題なければ「出金」をクリックします。(※受取額は送金手数料を差し引かれた金額になります。)
⑪金額、アドレス、ネットワークに間違いがないことを確認して、「次へ」をクリックします。
⑫メール認証コードと2段階認証の認証コードを入力して、「提出」をクリックします。
⑬最後に上記のような画面が表示されれば、出金は完了です。
Katana(カタナ)の使い方
事前準備ができたところで、ここから具体的なKatana(カタナ)の使い方について解説していきます。
今回は、手元にある20AXSを使って、実際にLPトークンを作成しファーミングをしてみたいと思います。
手順としては、以下の3ステップになります。
- AXSとイーサリアム(WETH)をスワップする
- AXSとイーサリアム(WETH)を1:1の割合にしてLPトークンを作る
- LPトークンをステーキングする
実際の流れを見せつつ、Katanaの基本的な使い方を解説していきますね。
といっても、PancakeSwapなど一般的なDEXと手順はほとんど一緒なので、安心して読み進めていただければと思います。
手順①:AXSとイーサリアム(WETH)をスワップする
①まずは、以下のリンクからKatana(カタナ)のサイトにアクセスします。
Katana(カタナ)
②すると上記のような画面が開くので、画面右上の「Connect Ronin Wallet」をクリックします。
③チェックを入れて、「Connect Ronin Wallet」をクリックします。
④画面右上に自分のウォレットアドレスが表示されていることを確認したら、画面左上の「Swap」をクリックします。
⑤現状、Roninウォレットには、20AXSが入っているので、半分(10AXS)をWETHに交換(スワップ)してLPトークンを組んでいきたいと思います。
⑥まずはスワップしたいトークンを選択したいので、赤枠で囲んだ部分をクリックして、
⑦AXSを選択します。
⑧続いて、「Select token」ボタンをクリックして、
⑨今度は、WETHを選択します。
⑩上に「AXS」、下に「WETH」が選択できたら、AXSのスワップする数量を入力します。
LPトークンを作る場合、割合を1:1にする必要があるので、20AXSの半分の「10AXS」をWETHにスワップしていきます。
⑪サイトを初めて使う場合には、「Approve AXS」をクリックします。
⑫するとRoninウォレットが起動するので、「Confirm」をクリックします。
⑬Approveが完了すると「Swap」ボタンが表示されるので、「Swap」ボタンをクリックします。
⑭内容を確認し問題なければ「Confirm Swap」をクリックします。
⑮ちなみに、けっこう短いスパンで価格が更新されてしまうので、価格が更新されたら右下の「Update Price」をクリックすればOKです。
⑯「Confirm Swap」をクリックすると、再びRoninウォレットが起動するので、「Confirm」をクリックします。
⑰こちらの画面が表示されたら「Close」をクリックします。
以上で、AXSとイーサリアム(WETH)のスワップは完了です。
手順②:AXSとイーサリアム(WETH)を1:1の割合にしてLPトークンを作る
続いて、AXSとWETHを使ってLPトークンを作っていきます。
①まずは、画面上部の「Pool」をクリックして、続けて、画面中央の「Add liquidity」をクリックします。
②すると、このような画面になるので、「Select token」をクリックして、
③AXSを選択します。※上はWETHのままでOKです。
④続いて、赤枠で囲んだ、WETHの方の「MAX」ボタンをクリックします。
⑤すると、上記のような感じで、WETH、AXSそれぞれに数量が反映されるので、反映されたら右下の「Approve」をクリックします。
⑥Roninウォレットが起動するので「Confirm」をクリックします。
⑦すると「Supply」ボタンが表示されるので、クリックします。
⑧最後に内容の確認画面が出てくるので、内容を確認して問題なければ「Confirm Supply」をクリックします。
⑨Roninウォレットが起動するので「Confirm」をクリックすれば、LPトークンの作成は完了です。
⑩先ほどの画面に戻って少し下にスクロールすると、赤枠で囲んだ部分に「1.77」と表示されています。こちらがLPトークンの数量になり、20AXSを使って1.77のLPトークンを作れたということが確認できます。
手順③:LPトークンをステーキングする
最後に、今作ったLPトークンをステーキングしていきます。
①まずは、画面上部の「Farm」をクリックします。
②今回は、AXSとWETHでLPトークンを作ったので、左の「AXS/WETH」をクリックします。
③すると、上記のような画面になるので「Approve」をクリックします。
④Roninウォレットが起動するので「Confirm」をクリックします。
⑤Approveが完了すると「Stake」ボタンが表示されるのでクリックします。
⑥今回はすべてステーキングしたいので「Max」をクリックして「Stake」をクリックします。
⑦再度、Roninウォレットが起動するので「Confirm」をクリックします。
⑧サイトに戻ると、現在、1.77のLPトークンがステーキングされており、すでに、「0.0003859 WRON」が利息として発生していることがわかります。
ちなみに、まだリリース直後なので、「TOTAL VALUE LOCKED」や「APR」は表示されていませんが、おそらく今後のアップデートで表示されるようになるかと思います。
Kanata(カタナ)を使う際のガス代について
結論から言うと、現状、1日100回まではガス代「0」です。
上記の画像は、Katanaでトランザクションを通した際のRoninウォレット画面のスクショですが、赤枠で囲んだ部分に「Transaction Fee(=ガス代)」が表示されています。
右側の「Free x98」が「あと98回は無料ですよ」という意味合いになり、トランザクションを通す度に1回ずつ減っていきます。
1回ずつ減ってはいきますが、Kanata(カタナ)でステーキングするくらいなら1日100回もトランザクションを通すことはないと思うので、「ガス代はタダ」という認識でOKです。
まとめ:Ronin DEX「Katana(カタナ)」の使い方
この記事では、Ronin DEX「Katana(カタナ)」の概要や使い方を解説しました!
最後に内容をおさらいしましょう。
要点まとめ
- Kanata(カタナ)ではトークン同士の交換や流動性を提供して利息を得ることができる
- Kanata(カタナ)で掘れるのは$RON(ロン)トークン
- 現状、$RON(ロン)トークンの用途は不透明だが将来性に期待!
- Katana(カタナ)を使うにはRoninウォレットが必要
- Roninウォレットにはバイナンスから送金できる
- マーケットプレイスと接続すればガス代が1日100回まで無料になる
現状、$RON(ロン)トークンにどれくらいの価値が付くかは分からないですが、個人的には、今後、Roninチェーン上にDappsなどが増えれば、爆発的に価値が上がる可能性も秘めているのでないかと妄想しております。w
あくまでも、投資は自己責任で行っていただきたいですが、AXSをバイナンスで眠らせているみたいな人は、少額でも資金を入れてみるのもありかなと思います。(※インパーマネントロスには注意が必要ですが・・・)
また、$RONについて情報がアップデートされたら、ブログやTwitterでシェアさせてもらいますね^^
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本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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